皆さんは冬の汗冷えに悩むことはないでしょうか。
冬になると大活躍するのが暖かい機能性インナー。
ユニクロのヒートテックなどが有名ですよね。
手頃な値段で買えるので私も愛用しています。
部屋着としては最高ですが、私は寒がり&汗っかき。
汗で濡れたインナーが肌にピタっと張り付いて寒い思いをすることもしばしばでした。
冬用の機能性インナーは暖かい反面、汗をかくとなかなか乾かないんですよね。
そこで見つけたのがモンベルが販売している「ジオラインM.W.ラウンドネックシャツ」。
これ、すごいですよ!
汗をかいても張り付かず、すぐに乾くので「こんなに違うもんなの?」と感動しました。
4年ほど使用していますが、「冬のインナーはこれ以外に考えられない!」と自信を持っておすすめできます。
ですが、値段が高いのも事実。
今回紹介する「ジオラインM.W.ラウンドネックシャツ」1枚分の値段で、ヒートテックの極暖が2枚買えちゃいます。
でも、ちゃんと値段に見合う価値があるんです!
アウトドアとは無縁の私でもハマったジオライン。今回はそのおすすめポイント3つと注意すべき点3つについて、感想を含めてお伝えいたします。
この記事はこんな人におすすめです。
- 汗っかきな方
- 冬の汗冷えに悩んでいる方
- 秋から春にかけてちょうどいいインナーを知りたい方
ジオラインとは?サラッと解説
ジオラインは、アウトドア用品で有名なモンベルが開発した高性能素材。糸一本から独自開発したこだわりぶりで、吸水拡散性・保温性・快適性に優れています。
快適な着心地で、インナーシャツ以外にも下着やタイツなどの商品を展開しています。
ジオラインの生地バリエーションは3つ
L.W.薄手 ライトウエイト | M.W.中厚手 ミドルウエイト | EXP.厚手 エクスペデイション | |
---|---|---|---|
素材 | ポリエステル100% | ポリエステル100% | ポリエステル100% |
用途 | 登山 ウォータースポーツ ハイキング | 登山 スノースポーツ | スノースポーツ 極地遠征 冬季登山 |
特徴 | 一番軽量。 夏のウォータースポーツにも。 | 適度な保温力を保つ。 行動・休憩を繰り返すアクティビティに。 | 最も厚い。 保温性を重視。 厳寒地での着用を想定。 |
L.W.は真冬だと寒そう。EXP.は普段使いだとオーバースペックかな?
と思ったので、私はM.W.を選びました。
結果、秋から春にかけて長く着ることができています。
サイズ展開はS~XL。
身長177cm、体重84㎏の私はXLでちょうどいいです。
個人的な感想です。ジオラインM.W.ラウンドネックシャツとヒートテック極暖の比較
ジオラインM.W.とヒートテック極暖を個人的な感想で比較しました。
どちらが優れているかというものではありません。
ジオラインM.W. | ヒートテック極暖 | |
---|---|---|
速乾性 | 汗をかいてもすぐ乾く | 汗をかくと肌に張り付く |
保温力 | 包み込まれるような暖かさ | 薄いのに暖かい |
快適性 | 全然ニオイが気にならない | 着心地がいい |
耐久性 | 裾や袖がほつれやすい | バケモンか |
(Men’s/大人) | 価格4,730円 | 1,990円 |
私はこのように使い分けています。
- 外に出るときはジオライン
- 家で過ごすときはヒートテック
ジオラインM.W.ラウンドネックシャツのおすすめポイント3つ
1.汗冷えしない!驚きの速乾性

ジオラインは極細の繊維を使用し、毛細管現象によって汗を素早く広範囲に拡散。ドライに保つことで汗冷えを防いでくれます。
実際に着てみて一番驚いたのはこれ!
生地は厚いのにサラッとした着心地で汗をかいても肌に張り付きません。
イメージで言うと「常に乾いたタオルを着ている」感じがします。
私は相当な汗っかきで、冬でも身体を動かすと大汗をかいてしまいます。
その状態でも汗をどんどん吸収・拡散してくれるので、汗冷えを気にすることがなくなりました。
また、洗濯してすぐに乾くのも嬉しいですね。
やや厚手ではありますが、サーキュレーターを利用すれば2時間ほどで乾いてしまいます。

旅行で荷物を減らしたいという方にもおすすめです!
2.秋から春まで着れる!ちょうどいい暖かさと通気性


「空気」がトップレベルの断熱材であることをご存知でしょうか。
下の表は熱伝導率の一例です。熱伝導率の数字が小さいほど熱を伝えにくい=高性能の断熱材となります。
物質 | 温度(℃) | 熱伝導率 |
---|---|---|
鉄 | 0 | 83.5 |
樹脂・塩ビ | 0 | 0.17 |
水 | 10 | 0.582 |
乾燥木材 | 18~25 | 0.15~0.25 |
乾燥空気 | 0 | 0.0241 |
ダウンや羽毛布団が暖かい理由は空気を含んでいるからなんですね。
ただし、空気は動けば動くほど熱を逃がしてしまいます。
ジオラインM.W.は極細繊維と独自の生地構造でデッドエア(動かない空気)を保持することで、保温性を保ちます。
また、繊維にはセラミックが練りこまれていて、身体から出た熱を再利用して遠赤外線を放出し、再度身体を暖めてくれます。
この繊維・生地構造・素材が、着た瞬間の暖かさと、体温を逃がさない抜群の保温性を実現してくれています。
着ると包み込まれるような暖かさです。私の体感ですが、ジオラインM.W.とヒートテックの極暖は同じくらいの暖かさかな。
ジオラインシリーズの中では2番目の厚さですが、程よい通気性があるので、熱がこもりすぎることもありません。
実はこの通気性の良さのおかげで、秋~冬~春先まで長く活躍してくれるんですよ!
私はこんな感じで着ています。









寒暖差の大きい季節や場面で重宝しますよ!
3.優れた快適性


着心地はとても良いです!私は肌が弱いのですが、チクチクしたりゴワゴワすることはないですね。


縫い目も平らになっているので、肌が擦れて赤くなることもありません。
タイツを着ているような感じで身体にフィットしてくれます。
繊維には銀イオンを発生させる成分が含まれていて、ニオイのもととなるバクテリアの繁殖を減少させる制菌効果があります。
抗菌 | 制菌 |
---|---|
菌が住みにくい環境にして、増殖を抑制する 菌の増殖は防ぐが、徐々に菌の数は増えていく 主に製品の防臭が目的 | 特定の菌をそれ以上増やさずに減少させる 菌の増殖を防ぎ、徐々に菌の数を減らしていく 製品を防臭するとともに、製品の衛生を維持する |
実際に一日中着て、しかも途中汗をかいても、脱ぐときはほとんどニオイが気になりません。
しかもこの効果は半永久的とのこと!



長期の旅行、体調を崩してお風呂に入れないときや災害時にも役に立ちそう。
また、縫い糸にカーボン繊維を使用しているため、静電気の発生を抑えるとありますが…
正直着る素材によるんじゃないかなと思いました。私は超静電気体質なので普通にバチバチします。
静電気はプラスに帯電しやすい素材と、マイナスに帯電しやすい素材が互いにこすれ合ったときに発生します。
ジオラインはポリエステル100%で、マイナスの電気を帯電しやすいんだとか。なので、以下の素材を避ければ静電気を防ぐことができそうです。
ジオラインとバチバチの関係にある素材
- ナイロン
- ウール
- レーヨン
ジオラインの注意点3つ
1.初めて洗濯するときは、白いものと一緒に洗わないようにしよう




パッケージから出して一回も着ていない状態のものです。結構色が染みだしてますね。
色移りを防ぐために、初めて洗濯をするときは白系のものと一緒に洗うのを避けましょう。
ジオライン自体は、何回洗濯しても「色が薄くなっちゃった!」ということはないのでご安心ください。
2.生地はほつれやすい
尖ったものが引っかかったり、あとは経年劣化でほつれていきます。
耐久性はヒートテックの方が上ですね。ヒートテックの耐久性は異常。


上の画像は洗濯表示を守らずに4年間使用したもの(ネットに入れて洗わない、乾燥機の上限温度を守らない)と新品との比較です。太ったのでLからXLにサイズアップしております。あと、乾燥機に入れるとちょっと縮みます。
長持ちさせたい方は洗濯表示を守りましょう。ズボラですいません。




毛玉ができるというより繊維が飛び出します。



あくまでインナーだしと割り切っています。見せるインナーとして使えるのは2年目くらいまでかな。
3.袖はちょっときつめ
私の前腕の太さは28cm。Lサイズだと袖をまくったときにちょっときついです。
アウトドアガチ勢のタフガイは注意しましょう。
普段使いしたい方は、ストレス無く袖をまくれるサイズにした方が寒暖差に対応しやすいですよ!
まとめ
今回はジオラインM.W.ラウンドネックシャツのおすすめポイントと注意点についてお伝えしました。
まとめると以下のとおりです。
おすすめポイント | 注意点 |
---|---|
汗冷えしない 保温性と通気性がちょうどいい 着心地がよく、長時間着てもニオイが気にならない | 最初の洗濯は色移りに注意 生地はほつれやすい 袖はちょっときつめ |
はじめは汗冷え対策のために購入しましたが、寒暖差の対応力や着心地の良さにすっかりハマってしまいました。仕事からプライベートまでお世話になりっぱなしです。
ジオラインM.W.ラウンドネックシャツは、冬の汗冷え対策をしたい方、ちょうどいいインナーをお探しの方におすすめです!
モンベルの店頭にはサンプルが展示されているので、気になる方はチェックしてみては?
この記事が参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。